2015年8月18日火曜日

雨の施食会

数年ぶりに雨の法要となりました。参列されたみなさま

ご随喜されたご寺院さま方には、水溜りの境内を傘をさしてのご来山となり

たいへんご不便をおかけしました

しかしこの雨、この時期、農家にとっては作物に惠の雨であり、仏教においては甘露の法雨と言って、喜ばしいものにたとえられます。

昔、お釈迦様がお生まれになったのを大変に喜んだ(水の神の使いである)竜の王が、天から甘くて清らかな雨を降らせ、それで誕生したばかりのお釈迦様が産湯(うぶゆ)をつかった、という伝説に基づいています。誕生したばかりのお釈迦様に天から降り注いだ甘い清らかな雨のことを「甘露の法雨」といいます。

施食会の前後の雨は、檀信徒各家の精霊の喜びの雨といえるでしょう。